マウスコンピューターのクリエイター向けデスクトップPCである、
「DAIV A7」のレビューとなります。
特徴としては、
- AMD 高性能CPU Ryzen 7 3700X搭載
- AMD 高性能グラフィックス Radeon RX5700搭載
- Thunderbolt 3拡張ボード搭載
とAMD製品をメインとしたクリエイターPCです。
いままで、AMD製品を採用した製品をレビューすることがほぼありませんでした。
コストパフォーマンスが高いといわれており、性能面のintelおよびGeForce製品と比較のためにも
今回のレビューとなります。
「DAIV A7」外観
とはいえ、まずは外観です。
DAIV A7 本体前面
マイクとヘッドホン、USB 3.0ポート×2、ディスクランプと電源ランプ。
そして、電源スイッチです。
DAIVのデスクトップPCについては、電源ボタンが特徴的であり、横にひねるタイプ。
また、それ以外の端子が床に置いた際、刺しやすいよう斜めになっているところです。
ここは他社デスクトップPCと比較しても使い勝手が良いところです。
また、本体前面に持ち手となるところがあるのも特徴的です。
DAIV A7 本体前面パネルを外した状態
光学ドライブがオプションのため、ここにはなにもありません。
光学ドライブを利用する場合は、外して利用することになるかと思います。
デザインが崩れるのでUSBタイプの光学ドライブを利用するほうが良いのかもしれません。
また、カードリーダー系のオプションを追加する場合もこちらのパネルを外すことになります。
DAIV A7 本体前面下部
本体下部が浮いています。
これは、排熱や清掃といった面で有利ですね。
DAIV A7 本体背面
本体背面です。
特徴的なのは下部にキャスターが付いているところですね。
DAIV A7 本体背面下部キャスター
キャスターです。
前面を持ち上げるとキャスターが地面に設置し、移動が簡単にできるようになります。
昔はキャスターがオプションだったのですが、最近は標準でついているようですね。
DAIV A7 本体背面ディスプレイ出力
背面ディスプレイの出力ポートです。
HDMIポート×1
DisplayPort×3
最近はDisplayPortが一般化しているのですね。
DisplayPort対応したディスプレイを持っていないので、HDMIで実施しています。
DAIV A7 本体背面Thunderbolt 3
そのままで利用しても良いですし、グラフィックボードと連動させても良いです。
連携させることにより、更に多くのディスプレイが同時に利用できるようになります。
※実際に複数のディスプレイを接続しテストできなかったので、今後は準備して複数のディスプレイでの利用状況も確認したいところです。
DAIV A7 添付品一覧
通常のマニュアル類とことなり、特徴的なのは、
・HDMIケーブルの延長ケーブルが付属
・Thunderbolt 3拡張ボードとグラフィックボードとの連携用ケーブルが付属
というところです。
「Thunderbolt 3」の専用アプリケーションについても記載がありますので、
利用する前によく読んでおくと良いですね。
マウスコンピューター「DAIV A7」の詳細について
マウスコンピューターで販売されている、
クリエイター向けブランド「DAIV」
その中でも、
頭文字に「A」のつくモデルは
AMD製CPUを採用したモデルです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
グラフィックス | AMD Radeon RX 5700 |
メモリ | 16GB PC4-25600 |
M.2 SSD | 1TB NVMe対応 (Gen4×4接続) |
拡張カード | Thunderbolt 3 |
電源 | 700W 【80PLUSR BRONZE】 |
メモリと主記憶装置であるM.2 SSDは、十分な性能です。
やはり、CPUとグラフィックスの性能が気になるところですね。
各種ベンチマーク
ここから、AMD Ryzen 7 3700XおよびRadeon RX5700の性能について確認します。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:DAIV A7
「intel Core i9」を搭載したDAIV-NG7700と同等の数値となる結果です。
CPUとしては、かなり高い性能を有しているのがわかります。
CrystalDiskMark結果:DAIV A7
今回搭載していたのは、「CFD CSSD-M2B1TPG3VNF 1TB NVMe SSD」
DISK性能としては、現在販売されているものでもトップクラス。
これなら、ディスクの読み込みで待たされることはまずないでしょう。
Adobe PhotoShopベンチマーク:DAIV A7
General ScoreはIntel Core i9を搭載したDAIV-NG7700より高いですが、Filterスコア、GPUスコアは、「GeForce RTX 2080」を搭載したDAIV-NG7700に劣ります。
DAIV-NG7700はノートPCの形をした高性能デスクトップPCといっても良いのですが、ある意味例外的な存在ですし。
v-ray Benchmark:DAIV A7
高いところでバランスの取れた機種といえます。
これなら、何をしても不満のでることはないでしょう。
x264 FHD Benchmark:DAIV A7
動画のエンコードを確認するためのベンチマーク。
CPU性能がものをいう作業ですが、結果としてはCore i9 9900Kと同等。
高性能ですね。
DQ10ベンチマーク結果:DAIV A7
ゲームとしては、軽量な部類の
「DQ10」
結果としては、
GeForce MX250と同等の結果となりましたが、面白い結果です。
なお、FF14のベンチマークだとGeForce RTX 2080と同等の結果を出しているのも面白いです。
最後に
CPUとグラフィックス性能は申し分ありません。
これなら、コストを抑えつつ高性能なグラフィックス処理も問題ないでしょう。
ただし、メモリが16GBとなっていることから、
4Kといった高画質な画像編集や動画編集といった場合は、
32GB以上
へカスタマイズしておくと良いですね。
ではでは。
※マウスコンピューターより実機をお借りしてのレビューであり、記載内容については予告なく変更となる場合があります。