今回は、「マウスコンピューター」の14.0インチのクリエイターノートPC「DAIV 4N (プレミアムモデル)」のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti搭載
☑14.0型 FHD ノングレア液晶(1920x1080ドット、NTSC比72%/ LEDバックライト)
☑メモリ32GB、記憶装置 1TB NVMe M.2 SSD
☑税込175,780円~
目次
- 1 スペック:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 2 外観:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 3 キーボードとスライドパッド:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4 各種ベンチマーク
- 4.1 CINEBENCH R23ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4.2 CrystalDiskMark ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4.3 DQ10 ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4.4 FF14 ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4.5 FF15 ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4.6 Adobe PhotoShop ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4.7 Adobe Premiere Pro ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 4.8 Blender ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
- 5 最後に
スペック:DAIV 4N (プレミアムモデル)
まず、スペックから確認します。
15.6インチのクリエイター向けノートPCで、GeForce搭載モデルとしては中クラスのモデルです。
DAIV 4N (プレミアムモデル) | |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-1165G7 |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 Ti / Intel Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 32GB (16GBx2) PC4-25600 DDR4 SDRAM |
M.2 SSD | 1TB (PCIe NVMe/M.2) |
液晶パネル | 14.0型 フルHDノングレア(NTSC比72%/ LEDバックライト) |
無線 | インテル Wi-Fi 6 AX201 a/b/g/n/ac/ax + Bluetooth v5.0 |
重量 | 約 1.43kg |
外観:DAIV 4N (プレミアムモデル)
ここでは、「DAIV 4N (プレミアムモデル)」の外観を確認しました。
キーボードやスライドパッド、入出力端子などについても併せて確認しています。
本体外観および添付品:DAIV 4N (プレミアムモデル)
本体と添付品についてです。本体とACアダプター、電源ケーブルそれ以外にマニュアル類が添付されています。
過去のモデルと比較して、サポートマニュアルが変わっています。昔のは少し古い感じのするものでしたが、これは普通の冊子です。
ファーストステップガイドは、添付品がきちんとあるか念のため確認しておきましょう。
本体右側:DAIV 4N (プレミアムモデル)
ヘッドセット端子、USB 3.1(Type-C)、USB 3.0(type-A)、HDMI端子、電源ボタン、電源端子が確認できます。
電源端子の左右には、電源ランプとバッテリーランプが確認できます。
電源ボタンが側面にあるのは、フラットにならないノートPCとしては珍しいです。
あと、電源端子の代わりに充電可能なUSB Type-Cの方がモバイルノートPCとしてはありがたいです。
本体背面:DAIV 4N (プレミアムモデル)
背面には、通気口があるのみです。
背面に端子がないため、この構成は問題ないでしょう。
本体左側:DAIV 4N (プレミアムモデル)
画像左側から、セキュリティロック、ネットワーク(LAN)端子、USB3.0(Type-A) x 1、カードリーダー、Thunderbolt4端子となっています。
HDMI端子が本体右側にありましたが、USB Type-Cで外部ディスプレイに接続するには、こちらのThunderbolt端子となります。
ディスプレイ:DAIV 4N (プレミアムモデル)
ディスプレイはノングレア(非光沢)ということで映り込みはそこまでありません。
ディスプレイが開くのはここまで。フラットにはなりませんが、標準的な開度です。
背面にケーブルディスプレイ等の外部接続端子はありませんが、通気口があるためこれが限界。人に見せたりしないのであれば十分な開度です。
キーボードとスライドパッド:DAIV 4N (プレミアムモデル)
やはり、入力デバイスの使い勝手は大事です。
ここでは、キーボードとスライドパッドの使い勝手を確認しました。
キーボード:DAIV 4N (プレミアムモデル)
14インチということで、テンキーはありません。
私としては、このサイズが標準でも良いかと思うのです。
気になる点は、矢印キーとPageUp/Downキーが隣接しています。使いにくいのでこれは残念というか、変えてほしい。
スライドパッド:DAIV 4N (プレミアムモデル)
スライドパッドは手持ちのiPhone 12 miniと比較してして幅は少し少ないですが、縦幅は1.5倍程度あります。
複数タッチジェスチャーにも対応しており、画面スクロールなども可能です。
Fn+F1キーで有効無効ができるのですが、これなら誤って押してしまうことはないでしょう。
各種ベンチマーク
ここではPCの性能を確認するため、各種ベンチマーク結果を確認します。
クリエイターノートPCとはいえクリエイティブ作業も可能なモデルですので、複数のベンチマーク結果をご紹介。
CINEBENCH R23ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
CPU名 | 結果 |
---|---|
Intel Core i7-10610U | 2696pts |
Intel Core i7-11 65G7 |
3536pts |
Intel Core i7-1065G7 | 3824pts |
Intel Core i7-1165G7 | 3706pts |
AMD Ryzen 5 4500U | 5428pts |
Intel Core i9-10885H | 7323pts |
Intel Core i7-10750H | 7338pts |
Intel Core i7-11800H | 8776pts |
Intel Core i7-10870H | 10022pts |
AMD Ryzen 9 5900HS | 11228pts |
モバイル用CPUのため、そこまで高い結果になっていません。
第7世代Intel Core i7 7700Kより高い結果になっていますが、正直現在のノート向け高性能CPUの性能を考えると残念です。
CrystalDiskMark ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
NVMe M.2 SSDでも高速な部類。搭載されていたSSDは「Micron_2210_MTFDHBA1T0QFD」です。
シーケンシャルリードが「2,200 MB/s」と標準的で、想定通りの結果となりました。
DQ10 ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
ゲームでも軽量な部類のゲームタイトルとして、DQ10のベンチマーク結果です。
GeForce GTX 1650 Tiとなりますが、ゲーム用入門機としては十分高性能。DQ10のベンチマークはCPU性能も結果に大きく反映されるため、CPUの性能が高ければもう少し高い値になったでしょう。
FF14 ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
ゲームタイトルの中でも、中級クラスとして代表的なFINAL FANTASY ⅩⅣのベンチマーク結果です。
設定は「最高品質 1920×1080」で、「快適」でした。
結果から見ると、FF14の推奨スペックより少し低いといったレベル。
画質を調整すれば、多少負荷のかかるシーンでも十分快適に楽しめます。
FF15 ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
ゲームタイトルの中でも高負荷なタイトルとしてFINAL FANTASY ⅩⅤのベンチマーク結果です。
設定は「高品質 1920×1080」で、「普通」でした。この結果から見ると画質を「軽量品質」まで落とせば楽しめますが、負荷の高い場面では少しもたつく場面もありそうです。
Adobe PhotoShop ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
Adobe Photoshopのベンチマークの結果としては、「566」
CPUがモバイル用のためか、メモリも32GBと十分でありながら結果が伸びていません。
この性能なら、写真加工やRAW現像といった内容なら十分対応できますが、DAIV 5Pなどと比較すると見劣りする結果です。
Adobe Premiere Pro ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」のベンチマーク結果です。
Photoshopと比較しても高い性能が要求される「Premiere Pro」ですが、結構辛そう。
この結果は、グラフィックス性能よりも、CPUの性能とメモリが大きく影響しているといえます。
動画を快適に編集をするなら、もう1ランク上のPC「DAIV 5P」を選択するとかなり快適な結果となります。
Blender ベンチマーク結果:DAIV 4N (プレミアムモデル)
無料の3DCGソフト「Blender」のベンチマーク結果です。
結果としては、「BMW27」で2分19秒程度。この結果だとかなり3DCG入門機としては十分な結果です。
最後に
今回は、DAIV 4N (プレミアムモデル)を確認しました。
14.0インチ液晶ディスプレイを登載しており、重量は約 1.43kgと専用グラフィックスを搭載したモデルとしては、軽量な部類です。
クリエイター向けノートPCとして考えると、入門機としては十分ですしモバイル用として考えると我慢できる部類ともいえます。
CPUがモバイル用ということで、CPU性能がもう少し欲しいですし、電源がUSB Type-Cで充電できるタイプであればさらに良かったです。
結論としては、持ち運び用のノートPCを探している方で色々したい方向け。クリエイティブ作業をする方にも良いですが、持ち運び用のゲームも可能なノートPCを探している方にもお勧めできる性能です。
性能重視なら、「DAIV 5P」、携帯性重視なら「DAIV 4P」も併せて検討すると良いでしょう。
※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。