今回は、マウスコンピューターのゲーミングノートPC「G-Tune E5」のレビューです。
※マウスコンピューター様のご厚意により実機を借りてのレビューとなります。
本製品のポイントは、
☑15.6インチの狭ベゼル非光沢液晶搭載
☑高性能グラフィックスGeForce GTX 1660 Ti搭載
☑M.2 SSD(NVMe接続)
とゲーミングノートPCとしては十分な性能です。
カタログ値から考えれば、現在公開されているゲームタイトルの多くが快適にプレイできるモデルですね。
※今だけ『Minecraft スターター コレクション』が付属します。
スペック
まずスペックを確認します。
CPU | Intel Core i7-9750H |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 Ti |
メモリ | 16GB PC4-21300 |
M.2 SSD | 512GB NVMe対応 |
液晶パネル | 15.6型 フルHDノングレア (IPSパネル) |
無線 | IEEE802.11 ac/a/b/g/n (最大433Mbps) + Bluetooth 5モジュール内蔵 |
重量 | 約 2.2kg |
CPUも高性能ですし、メモリも16GBと潤沢です。
無線はWi-Fi 5(IEEE802.11 ac 最大433Mbps)となりますので、FPSなどのゲームをする場合有線LANを利用すると良いですね。
外観:G-Tune E5
本体外観について見てみます。
本体外観および添付品:G-Tune E5
本体とACアダプター、バッテリーと説明書一式です。
ファーストステップガイドが付いています。はやる気持ちを抑えつつ添付品がそろっていることを確認しておきましょう。
また、このモデルは、「Minecraft Starter Collection」添付モデル。
そのため、通常のマニュアルに加え、マインクラフトをプレイするための手順が追加されています。
本体背面:G-Tune E5
HDMIとUSB Type-Cと電源の端子が搭載されています。
有線LANの端子もこちらにあり、常用する端子が集中しています。
外部ディスプレイと有線LAN、電源がまとまっているとケーブル周りが整理できて良いですね。
本体裏面:G-Tune E5
今までのモデルではバッテリーに本体の固定する足の部分が付いていましたが、このモデルはバッテリーのみとなっています。
バッテリーを取り付けなくても安定するので、この方が私は好きですね。
本体右側:G-Tune E5
右側にはカードリーダーとMini DisplayPort、USB3.1のポートが搭載されています。
データの受け渡しは右側のポートで行うことが多いため、USB 3.1のポートがこちらにあるのは、良いですね。
Mini DisplayPortは利用しないほうが邪魔にならなくてよいでしょう。
本体左側:G-Tune E5
盗難防止用ロックがありますね。
USB2.0とUSB 3.0のポート、ヘッドホン出力とマイク入力端子があります。
ヘッドセットを利用しゲームでSkypeなどで話をしながらゲームをする方もおられるかと思いますが、左側なら邪魔になりません。
マウスやゲーム用コントローラなどを利用する場合は、USB 2.0を利用する良いですね。
キーボードとスライドパッド:G-Tune E5
気になるのは、エンターキー下の矢印キー。
これを1段下にずらすと、Shiftキーとテンキーの0キーがタイプしやすくなります。
さらに、Windowsキーを追加したり、Fnキーをここに追加して、左側のFnキーをなくすと操作性が良くなるかもしれません。
電源の位置は右上です。
この位置であれば押し間違いもないですし、左上にある場合に比べ手を伸ばすシーンが少なくなるので、この位置が良いでしょう。
ディスプレイ:G-Tune E5
ディスプレイの映り込みを確認しました。
非光沢液晶(ノングレア)のため、映り込みはそれほどありません。
内蔵カメラ:G-Tune E5
内蔵カメラは100万画素となっており、写真撮影には向きません。
しかし、ディスプレイ上部に配置されており、テレビ会議やビデオ通話などには十分な性能です。
各種ベンチマーク:G-Tune E5
ゲームがどの程度快適にプレイできるかベンチマークで確認します。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:G-Tune E5
デスクトップCPUの第7世代のIntel Core i7と同等以上の性能です。
CrystalDiskMark結果:G-Tune E5
M.2 SSDですね。これより高速なM.2 SSDがありますが、HDDやSATA SSDより高速ですので、ゲームの起動などでもたつくことはなさそうですね。
DQ10ベンチマーク結果:G-Tune E5
最高品質でも十分プレイ可能です。このタイトルだと、オーバースペックとなりますね。
参考:その他機種のベンチマーク結果
CPU | グラフィックス | スコア | 評価 |
Intel Core i7-8709G | Radeon RX M GH | 5379 | 快適 |
Intel Core i5 8400 | GeForce MX 250 | 12981 | 快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce GTX 1650 | 20027 | すごく快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce GTX 1660 Ti | 20084 | すごく快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce Quadro P3200 | 20133 | すごく快適 |
Intel Core i9-9980H | GeForce RTX 2080 | 21329 | すごく快適 |
FF14 SHADOW BRINGERS ベンチマーク結果:G-Tune E5
参考:その他機種のベンチマーク結果
FF14の推奨スペックで採用されるグラフィックスは、「GeForce GTX 1060」。本製品で採用されている「GeForce GTX 1660 Ti」は「GeForce GTX 1060」の後継製品の高性能モデルです。
フルHDでも十分な性能です。
CPU | グラフィックス | スコア | 評価 |
Intel Core i5 8400 | GeForce MX 250 | 3853 | 快適 |
Intel Core i7 8709G | Radeon RX M GH | 8068 | 非常に快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce GTX 1650 | 9393 | 非常に快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce Quadro P3200 | 12070 | 非常に快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce GTX 1660 Ti | 13077 | 非常に快適 |
Intel Core i9 9980H | GeForce RTX 2080 | 16422 | 非常に快適 |
FF15 ベンチマーク結果:G-Tune E5
FF15では、高品質では「快適」という評価になりました。
しかし、負荷の高い場面ではもたつくようであれば、画質を下げると良いでしょう。
参考:その他機種のベンチマーク結果
CPU | グラフィックス | スコア | 評価 |
Intel Core i5 8400 | GeForce MX 250 | - | - |
Intel Core i7 8709G | Radeon RX M GH | 2964 | やや重い |
Intel Core i7 9750H | GeForce GTX 1650 | 3823 | 普通 |
Intel Core i7 9750H | GeForce Quadro P3200 | 5089 | やや快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce GTX 1660 Ti | 6086 | 快適 |
Intel Core i7 9750H | GeForce RTX 2060 | 6672 | 快適 |
Intel Core i7 8750H | GeForce RTX 2070 | 7620 | 快適 |
Intel Core i9 9980H | GeForce RTX 2080 | 9393 | とても快適 |
3DMARK Fire Strike ベンチマーク結果:G-Tune E5
最後に
外観から使い勝手と性能を確認しました。
ゲーム専用機としてだけでなく、メインのPCとしても十分な性能です。
ゲームタイトルから考えると、多くの必須スペックを十分クリアしているのでプレイできるか悩まなくて良いですし、画質を落とせば高負荷なタイトルもプレイできます。
Wi-Fiが最新の「Wi-Fi 6」に対応していないのが残念ですが、こちらはカスタマイズで変更可能です。
キーボードが気になる方は別途ゲーミング用キーボードを準備しても良いですね。
マインクラフトが付属しているので、
「マインクラフトやったことないけど、やってみたい」
という方にもおすすめです。
ではでは。