今回は、「Lenovo」の14.0インチのノートPC「Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)」のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑AMD Radeon グラフィックス
☑14.0型FHD液晶 (1920x1080)IPS、光沢あり、500nit、HDR搭載
☑メモリ8GB、記憶装置 256GB NVMe M.2 SSD
☑販売終了
後継モデルはこちら。
目次
- 1 スペック:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2 外観:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2.1 本体外観および添付品:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2.2 ディスプレイを開いた状態:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2.3 本体右側:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2.4 本体背面:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2.5 本体左側:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2.6 モバイルディスプレイをつないだイメージ:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 2.7 ディスプレイ:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 3 キーボードとスライドパッド:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 4 各種ベンチマーク
- 4.1 CINEBENCH R20ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 4.2 CrystalDiskMark ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 4.3 DQ10 ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 4.4 FF14 ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 4.5 Adobe PhotoShop ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 4.6 Adobe Premiere Proベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 4.7 Blender ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
- 5 最後に
スペック:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
まず、スペックから確認します。
14.0インチのクリエイティブノートPCで、AMD搭載モデル。
Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW) | |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64ビット |
CPU | 第3世代 AMD Ryzen 7 Pro |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス(APUに内蔵) |
メモリ | 8GB (オンボード) 最大48GB PC4-25600 DDR4 SDRAM |
M.2 SSD | 512GB (PCIe NVMe/M.2) |
液晶パネル | 14.0型FHD液晶 (1920x1080) IPS、光沢なし、250nit |
無線 | インテル Wi-Fi 6 AX201 a/b/g/n/ac/ax + Bluetooth v5.1 |
重量 | 約 1.47kg |
外観:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
ここでは、「Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)」の外観を確認しました。
キーボードやスライドパッド、入出力端子などについても併せて確認しています。
本体外観および添付品:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
本体と添付品についてです。本体とACアダプター、電源ケーブルそれ以外にマニュアル類が添付されています。
マニュアル類については不要なものはほぼありません。電源ケーブルはUSB Type-Cとなっており、使い勝手が良いのが特徴です。
ディスプレイを開いた状態:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
ディスプレイはフラットな状態まで開きます。対面で画面を説明したりするのも可能です。
本体右側:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
USB3.1 Gen 1とイーサネット・コネクター(RJ-45)、セキュリティー・キーホールが確認出ます。
イーサネット・コネクターがこのサイズのノートPCにあるのは珍しいですが、便利です。無線LANも搭載していますが、有線LANがあると安心できます。
ただ、イーサネットコネクターは右側ではなく、左側のほうが良い気がしますが、それでも本体奥側に設置されており、利用する際そこまで邪魔にならないようになっています。
本体背面:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
本体背面には、ディスプレイとの接続部のみ確認できました。通気口もなくすっきりしています。
本体左側:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
画像左側から、SB3.1 Type-C Gen 2、SB3.1 Type-C Gen 2、ドッキングコネクタ、USB3.1 Gen 1、HDMI、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、microSDメディアカードリーダーとなっています。
周辺機器の接続は左がに集中しており、ドックを利用するとさらに便利です。また、USB 3.1 Type-C Gen 2は対応したモバイルディスプレイを電源不要で接続できました。
モバイルディスプレイをつないだイメージ:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
手元にあるモバイルディスプレイを Type-Cケーブルで接続してみました。
テレワークやモバイルワークといったシーンではさらに快適に作業できるでしょう。
ディスプレイ:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
ディスプレイはノングレアということで液晶に映り込みが抑えられています。
USB Type-Cで接続したモバイルディスプレイは、グレア液晶でかなりの映り込みがあるので、比較しやすいかと。
Webカメラは物理シャッターが搭載されており、Web会議などで急にカメラのオフも簡単です。
画像はシャッターをオンをとした状態。
キーボードとスライドパッド:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
やはり、入力デバイスの使い勝手は大事です。
ここでは、キーボードとスライドパッドの使い勝手を確認しました。
キーボード:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
キーボードには、テンキーが搭載されておらず、電源ボタンが右側上部に独立して配置されているのは、良いですね。
特徴的なのは、矢印キーの上部に「Page Up」「Page Down」のキーが特殊です。あと、PrintScreenキーがなぜあそこにあるのかわかりません。
また、指紋認証の位置も独特です。ただ、ロック解除で利用する場合、電源や電源そばではなく、手前にあるのは使い勝手が良いとも言えます。
スライドパッド:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
スライドパッドは手持ちのiPhone 8と比較しても横幅はほぼ同等で、縦幅は少し広いです。
複数タッチジェスチャーにも対応しており、画面スクロールなども可能です。
やっぱり、ThinkPadの特徴はトラックポイント。私はスライドパッドのほうが慣れていますが、トラックポイントに慣れている方にはどうしてもこちらの方が使いやすいでしょう。
ThinkPadを利用する機会があまりなかったので私は苦手ですが、スライドパッドを排除しトラックポイントのみ搭載し小型化した製品があってもよいです。
各種ベンチマーク
ここではPCの性能を図るため、各種ベンチマーク結果から確認します。
クリエイターノートPCとはいえクリエイティブ作業も可能なモデルですので、複数のベンチマーク結果をご紹介。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
CPU名 | 結果 |
---|---|
Intel Core i7-10610U | 955cb |
Intel Core i7-8665U | 1153cb |
Intel Core i7-9750H | 2617cb |
AMD Ryzen 7 Pro 4750U | 2678cb |
Intel Core i9-9980H | 2930cb |
Intel Core i7-9700 | 3033cb |
Intel Core i7-10875H | 4184cb |
Intel Core i9-10885H | 3370cb |
Intel Core i7-10750H | 2455cb |
モバイル用ノート用CPUを搭載していますが、これでも高性能といえます。
携帯性やバッテリー稼働時間を優先していながら、性能も十分。バッテリー駆動時間も最大15.4時間と長時間利用できるのも良いです。
CrystalDiskMark ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
NVMe M.2 SSDでも高速な部類。搭載されていたSSDは「SKHynix HFS256GD9TNI」です。
CPUの速度が思ったほどではなかったのですが、これだけ高速なら十分快適に利用できます。
DQ10 ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
ゲームでも軽量な部類のゲームタイトルとして、DQ10のベンチマーク結果です。
APU内蔵グラフィックスなので、ゲームのプレイはほぼ期待できません。
とはいえ、画質をかなり落とせば負荷の高い場面でも楽しめそうです。
FF14 ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
ゲームタイトルの中でも、中級クラスとして代表的なFINAL FANTASY ⅩⅣのベンチマーク結果です。
設定を「標準品質(ノートPC)1920×1080」まで、下げてみましたがプレイは難しいという結果となりました。
ゲームをしたければ、GeForce NOWなどを検討したほうが良いでしょう。
Adobe PhotoShop ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
Adobe Photoshopのベンチマークを実行してみましたが、結果は表示されず。
メモリが8GBと少ないため、Adobe製品を利用するなら最低でも16GBないとまともに動作しないでしょう。
Adobe Premiere Proベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
動画編集を行う「Adobe Premiere Pro」のベンチマーク結果です。
数値的にはかなり低い結果となりました。メモリ8GBではアプリもまともに動かないため、やはりメモリは16GB以上を選ぶべきです。
Blender ベンチマーク結果:Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)
無料の3DCGソフト「Blender」のベンチマーク結果です。
結果としては、「BMW27」で5分程度。CPUでの結果ですが、OPENCLでは3倍程度時間がかかっています。
Blenderもメモリが必要なアプリケーションなので、最低でも16GBは欲しいところです。
最後に
今回は、Lenovo ThinkPad P14s AMD(20Y1CTO1WW)を確認しました。
14インチと持ち運びも可能なサイズで、1.47kgとなんとか持ち運びが可能なノートPCでしたが、正直性能がもう少し欲しいところです。
普段は事務用として利用し、まれにDTPなどのグラフィックデザインを行わないといけないよう方には、おすすめなノートPCです。
RAW現像といった作業を行う場合、カメラメーカーのソフトはCPUのみでの利用を想定していることから十分快適に作業できるでしょう。
あと、気になったのはキーの高さ。ほかのノートPCと比べるとキーストロークがあり深くタイプする必要があります。
残念なのは、すでに販売終了していることですが、後継製品を確認しても良いでしょう。
Windows 11への更新可能かを併せて確認した結果、更新可能。
まだ、更新していない方はいずれ更新されますし、手動で更新しても良いです。
更新したくない人は、注意しておくと良いでしょう。
※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。