今回は、「mouse SH-I7A40」の紹介と同等をスペックを搭載したモデルについて紹介します。
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目次
mouse SH-I7A40の概要
mouse SH-I7A40は、マウスコンピューター製のスリム型デスクトップパソコンです。主な特徴と概要は以下の通りです。
主な特徴:
- OS: Windows 11 Home 64ビット
- CPU: インテル® Core™ i7-13700F プロセッサー(16コア24スレッド、最大5.20GHz)を搭載しており、高い処理性能を持っています。
- グラフィックス: Radeon™ RX 6400(GDDR6 4GB)を搭載しており、日常使いはもちろん、軽めのクリエイティブワークや一部のゲームにも対応可能です。
- メモリ: 標準で16GB(DDR4-3200、デュアルチャネル)を搭載しており、最大64GBまで増設可能です。
- ストレージ: 512GBのM.2 SSD(NVMe)を搭載しており、高速なデータアクセスが可能です。
- デザイン: スリムな筐体で、縦置き・横置き両方に対応しており、設置場所を選びません。
- インターフェース: 前面にUSB 3.0 Type-AポートやSDカードリーダーを配置しており、利便性が高いです。背面にはUSB2.0、USB3.0、USB3.2 (Type-C)などのポートも備えています。
- 無線機能: Wi-Fi 6Eに対応しており、高速な無線通信が可能です。
- サポート: マウスコンピューターの国内開発・国内製造で、24時間365日の電話サポートと3年間のセンドバック修理保証が付帯しています。
概要:
mouse SH-I7A40は、シンプルで飽きのこないデザインでありながら、第13世代のCore i7プロセッサーとRadeon™ RX 6400グラフィックスを搭載しているため、オフィスでのビジネス用途から自宅での一般的な使用、さらにはWEB制作や画像編集といったクリエイティブな作業まで幅広く対応できる性能を持っています。スリムな筐体で置き場所を選ばず、使いやすい前面インターフェースや充実したサポート体制も魅力です。
価格帯によっては、より高性能なモデルや、CPUが第14世代の「mouse SH-I7U01」などの後継モデルも存在しますので、用途や予算に合わせて比較検討することをおすすめします。
同等のスペックで現在他社(HP・lenovo・Dell)で販売されているモデルは
mouse SH-I7A40と同等のスペック(Core i7-13700F、Radeon RX 6400、16GBメモリ、512GB NVMe SSD)を持つスリム型デスクトップPCは、大手メーカーではBTO(Build to Order: 受注生産)モデルとして提供されることが多いです。
現在(2025年6月時点)、大手メーカーのHP、Lenovo、Dellで全く同じ構成の新品モデルをピンポイントで見つけるのは難しい場合があります。なぜなら、各社が推奨する構成や、時期によって搭載されるパーツの世代が異なるためです。また、Radeon RX 6400はエントリーレベルのグラフィックスカードであり、特に最新のCore i7と組み合わせる構成は、中古市場やカスタムBTOで提供されることが多い傾向にあります。
ただし、近い構成や、カスタマイズによって同等スペックにできる可能性のあるモデルはいくつか存在します。
HP(ヒューレット・パッカード)
HPのビジネス向けデスクトップPCや、エントリーレベルのゲーミングPCラインにCore i7搭載モデルがあります。
- HP EliteDesk シリーズ / HP ProDesk シリーズ: これらのシリーズは、ビジネス用途が主ですが、スリム型でCore i7を搭載できるモデルがあります。グラフィックスカードはオンボードであることが多いですが、ロープロファイルのRadeon RX 6400を後から追加できる場合もあります。新品でRX 6400が搭載された構成は稀ですが、中古品では見られます。
- 例として、中古市場では「HP EliteDesk 800 G3 SF」や「HP EliteDesk 800 G4 SFF」などでCore i7(第7~8世代が多い)とRadeon RX 6400を組み合わせた構成が販売されています。
Lenovo(レノボ)
Lenovoもビジネス向けの「ThinkCentre」シリーズや、一般向けの「IdeaCentre」シリーズにスリム型デスクトップPCがあります。
- Lenovo ThinkCentre Neo 50t Tower Gen: このシリーズは比較的新しいCPUを搭載できるモデルがあり、カスタマイズでCore i7を選択できる場合があります。Radeon RX 6400が標準で選択肢にあることは少ないですが、ロープロファイル対応のグラフィックスカードであれば、後から増設可能なモデルもあります。
- Lenovo IdeaCentre Tower: こちらもカスタマイズでCore i7やメモリ増設が可能です。グラフィックスは選択肢によるため、確認が必要です。
Dell(デル)
Dellは「OptiPlex」シリーズや「Inspiron」シリーズにスリム型デスクトップPCがあります。
- Dell OptiPlex シリーズ: ビジネス用途が主ですが、安定した性能と信頼性があります。Core i7搭載モデルは多く、こちらもRadeon RX 6400が標準で提供されることは稀ですが、後から増設する形で同等構成にできる可能性はあります。
- 中古市場では「Dell OptiPlex 5060」や「Dell OptiPlex 7040 SFF」などでRadeon RX 6400が搭載されたモデルが見受けられます。
- Dell Inspiron デスクトップ: 一般家庭向けで、Core i7を選択できるモデルもあります。グラフィックスは統合型が多いですが、一部モデルでディスクリートGPUの選択肢がある場合があります。
注意点:
- グラフィックスカードの選択肢: HP、Lenovo、Dellの各社は、ビジネス用途のデスクトップPCでは基本的にオンボードグラフィックスを推奨しており、Radeon RX 6400のようなエントリーレベルのディスクリートGPUが標準で選択肢に入っていることは少ないです。もし搭載されていても、多くはGTX 1650などNVIDIA製のGPUであることが多いです。
- CPUの世代: mouse SH-I7A40がCore i7-13700Fを搭載しているのに対し、他社で同等構成を探すと、第12世代や第14世代のCore i7を搭載している場合が多いです。
- 新品と中古: 上記のスペック(特にRadeon RX 6400搭載)は、新品の現行モデルではあまり多くなく、中古PC市場や、BTOショップでのカスタマイズ、あるいは自身でグラフィックスカードを増設する形が現実的です。
これらのメーカーの公式サイトで、最新のデスクトップPCのラインナップを確認し、カスタマイズオプションを見てみることをお勧めします。特に、Core i7搭載のスリム型モデルであれば、メモリやストレージの容量はカスタマイズで対応できる可能性が高いです。グラフィックスカードに関しては、後から別途購入して増設することも視野に入れると、選択肢が広がるでしょう。
同等のスペックで現在他社で販売されているモデル(HP・lenovo・Dell)のスペックの比較表と選ぶポイントは
mouse SH-I7A40は「Core i7-13700F」「Radeon RX 6400」「16GBメモリ」「512GB NVMe SSD」という構成のスリム型デスクトップPCです。
現在、HP、Lenovo、Dellといった大手メーカーの新品ラインナップで、全く同じ「Core i7-13700F」と「Radeon RX 6400」を搭載したスリム型デスクトップPCを見つけるのは非常に困難です。というのも、Radeon RX 6400はエントリークラスのグラフィックカードであり、通常、最新世代の高性能Core i7と組み合わせることは、BTO(受注生産)メーカーやPC自作において主流となる傾向があるからです。大手メーカーでは、Core i7を搭載する場合はより高性能なグラフィックカード(RTX 3050やRTX 4060など)を選択させるか、あるいはグラフィックカードなし(CPU内蔵グラフィックスのみ)のビジネス向けモデルが中心となります。
ただし、CPUの世代やグラフィックスカードの性能が近いモデルを比較することは可能です。下記に、各社の代表的なスリム型デスクトップPCシリーズから、カスタマイズによって近いスペックにできる可能性のあるモデルと、選ぶ際のポイントをまとめました。
各社の同等スペックモデル(推定・カスタマイズ前提)の比較表
項目 | mouse SH-I7A40 | HP (例: Slim Desktop S01 / EliteDesk) | Lenovo (例: IdeaCentre Slim / ThinkCentre) | Dell (例: Inspiron Desktop / OptiPlex) |
筐体タイプ | スリム型デスクトップ | スリム型デスクトップ | スリム型デスクトップ | スリム型デスクトップ |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home/Pro | Windows 11 Home/Pro | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Core i7-13700F (第13世代) | Core i5/i7 (第13/14世代) | Core i5/i7 (第13/14世代) | Core i5/i7 (第13/14世代) |
グラフィックス | Radeon RX 6400 (4GB) | Intel UHD Graphics (内蔵) または RTX 3050等(一部) | Intel UHD Graphics (内蔵) または RTX 3050等(一部) | Intel UHD Graphics (内蔵) または RTX 3050等(一部) |
メモリ | 16GB (DDR4-3200) | 8GB/16GB/32GB (DDR4/DDR5) | 8GB/16GB/32GB (DDR4/DDR5) | 8GB/16GB/32GB (DDR4/DDR5) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | 256GB/512GB/1TB NVMe SSD | 256GB/512GB/1TB NVMe SSD | 256GB/512GB/1TB NVMe SSD |
無線LAN | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 5/6/6E (モデルによる) | Wi-Fi 5/6/6E (モデルによる) | Wi-Fi 5/6/6E (モデルによる) |
主な用途 | 汎用、軽めのクリエイティブ、一部ゲーム | 汎用、ビジネス | 汎用、ビジネス | 汎用、ビジネス |
価格帯 | 中~高 | 中~高 | 中~高 | 中~高 |
補足:
- 上記のグラフィックスの項目で「Intel UHD Graphics (内蔵)」とあるのは、ディスクリートグラフィックスカードを搭載しない構成が標準的であることを意味します。Radeon RX 6400クラスのグラフィックスカードを搭載したい場合は、BTOオプションで選択できるか、あるいは購入後に自分で増設する必要があります。ただし、スリム型PCは拡張スロットや電源容量に制限があるため、増設の可否や対応するグラフィックスカードは事前に確認が必要です。
- CPUは「F」の付かないモデル(Core i7-13700など)であれば内蔵グラフィックスを搭載しています。F付きのモデルは内蔵グラフィックスがなく、別途グラフィックスカードが必須です。
選ぶポイント
各社でスリム型デスクトップPCを選ぶ際の主なポイントは以下の通りです。
- グラフィックスの要否と選択肢:
- Radeon RX 6400相当の性能が必要か? もし、簡単な画像・動画編集や軽いゲームをしないのであれば、Core i7の内蔵グラフィックスでも十分な場合があります。その場合、選択肢はぐっと広がります。
- BTOでの選択肢: 多くの大手メーカーは、スリム型PCで高性能なディスクリートグラフィックスの選択肢が限られています。もしRX 6400相当が必要であれば、それがカスタマイズで選べるか、あるいはロープロファイル対応のグラフィックボードを自身で増設する前提で、PCケースのサイズ、PCIeスロットの空き、電源容量を確認する必要があります。
- ビジネス向けか一般向けか: HPのEliteDesk/ProDesk、DellのOptiPlex、LenovoのThinkCentreはビジネス向けであり、安定性や管理機能が重視されますが、グラフィックス性能は控えめな傾向があります。HP Slim Desktop、Dell Inspiron Desktop、Lenovo IdeaCentre Slimなどは一般向けで、グラフィックスの選択肢がある場合があります。
- CPUの世代と性能:
- Core i7-13700Fは非常に高性能なCPUです。第13世代以降のCore i7であれば、動画編集やCADなど負荷の高い作業も快適にこなせます。一般用途であれば、Core i5でも十分な場合が多いです。
- F付きCPUと無印CPU: 「F」の付くCPUは内蔵グラフィックスがないため、必ずディスクリートグラフィックスカードが必要です。もし「F」の付かないCore i7(例: Core i7-13700)を選べば、グラフィックスカードがなくてもPCが動作します。
- メモリとストレージの拡張性:
- 16GBメモリ、512GB NVMe SSDはバランスの取れた構成です。将来的にメモリを増設したい場合(最大64GBなど)や、ストレージを増やしたい場合(HDD増設スロットの有無、M.2スロットの空き)を確認しておきましょう。特にスリム型PCは拡張性が限られる場合があります。
- ポート類と接続性:
- USBポートの種類(Type-A、Type-C)、USB 3.0/3.2の有無、映像出力端子(HDMI、DisplayPort)の種類と数、SDカードスロットの有無など、周辺機器の接続に必要なポートが揃っているか確認しましょう。
- Wi-Fi 6EやBluetoothの有無も、ワイヤレス環境を重視するなら重要なポイントです。
- 筐体サイズとデザイン:
- スリム型は省スペースが魅力ですが、各社でサイズやデザインが異なります。設置場所に合わせて、サイズやデザインが好みかどうかを確認しましょう。縦置き・横置き対応かどうかもポイントです。
- サポートと保証:
- mouseは国内開発・国内製造で24時間365日の電話サポート、3年保証が特徴です。HP、Lenovo、Dellもそれぞれサポート体制が異なりますので、万が一の故障時にどのようなサポートを受けられるか確認しておくことも重要です。
結論として、mouse SH-I7A40と同等の「グラフィックスカードも内蔵された状態」で、大手メーカーの新品モデルを全く同じスペックで探すのは難しいです。 多くの場合は、Core i7は同等だがグラフィックスは内蔵型、またはより上位のグラフィックスカードが搭載される傾向にあります。
ご自身の用途でRadeon RX 6400程度のグラフィックス性能が必須であれば、BTOメーカー(例: マウスコンピューター、ドスパラ、パソコン工房など)での購入が、希望するスペックのPCを効率的に見つける方法となるでしょう。大手メーカーを選ぶ場合は、グラフィックスカードの増設を検討するか、より高性能なグラフィックスカードを搭載したモデルを選ぶことになります。
それぞれのモデルはどういったユーザーにおすすめか?
mouse SH-I7A40、HP Slim Desktop S01 / EliteDesk、Lenovo IdeaCentre Slim / ThinkCentre、Dell Inspiron Desktop / OptiPlexといった各スリム型デスクトップPCは、それぞれ異なるユーザー層に最適です。
mouse SH-I7A40
- おすすめユーザー:
- 高性能なCPUと、エントリーレベルのディスクリートGPUのバランスを求めるユーザー: Web制作、簡単な動画編集、画像編集、またはカジュアルなゲームを快適に行いたいが、本格的なゲーミングPCほどは必要ない方。
- 省スペースを重視しつつ、ある程度の性能も妥協したくないユーザー: デスク上のスペースが限られているが、性能面で妥協したくない方。縦置き・横置きに対応しているので設置の自由度も高いです。
- 国内生産と手厚いサポートを重視するユーザー: 24時間365日の電話サポートや3年間のセンドバック修理保証など、購入後のサポート体制を重視する方。
- Windows 11をすぐに使いたいユーザー: Windows 11 Home 64ビットがプリインストールされています。
HP Slim Desktop S01 / EliteDesk シリーズ
- おすすめユーザー:
- HPのデザインとブランドを好むユーザー: シンプルで洗練されたデザインを求める方。
- 価格と性能のバランスを重視する一般家庭ユーザー (Slim Desktop S01): 日常的なウェブ閲覧、文書作成、動画視聴などが中心で、コストパフォーマンスを重視する方。
- ビジネスでの利用を主とする企業・法人ユーザー (EliteDesk): 高い安定性、管理機能、セキュリティ機能を重視する方。長期的な運用を考える企業に適しています。
- 基本的な作業に十分な性能を求めるユーザー: 内蔵グラフィックスで十分な方。より高性能なグラフィックスが必要な場合は、他の選択肢を検討する必要があります。
Lenovo IdeaCentre Slim / ThinkCentre シリーズ
- おすすめユーザー:
- シンプルで堅実なデザインを好むユーザー: 無駄のない機能的なデザインを好む方。
- コストパフォーマンスを重視する一般家庭ユーザー (IdeaCentre Slim): 必要十分な性能をリーズナブルな価格で手に入れたい方。
- ビジネスでの信頼性と管理機能を重視する企業・法人ユーザー (ThinkCentre): 特にThinkCentreは、企業のIT部門にとって管理がしやすく、高い信頼性が求められる環境での利用に最適です。
- 特定のタスクに特化したPCを求めるユーザー: カスタマイズの幅が広いモデルもあるため、用途に合わせて細かくスペックを調整したい方。
Dell Inspiron Desktop / OptiPlex シリーズ
- おすすめユーザー:
- Dellの安定した品質とサポートを信頼するユーザー: 世界的に実績のあるDellのPCを求める方。
- 幅広い用途に対応できる汎用性を求める一般家庭ユーザー (Inspiron Desktop): 日常使いから、簡単な写真編集など、様々な用途に一台で対応したい方。グラフィックスカードの選択肢があるモデルもあります。
- ビジネスでの堅牢性と拡張性を重視する企業・法人ユーザー (OptiPlex): 特にOptiPlexは、企業の標準PCとして導入されることが多く、高い堅牢性、拡張性、保守性を持ちます。長期間安定稼働させたい環境に適しています。
- 多様なカスタマイズオプションから選びたいユーザー: DellはBTOの選択肢が豊富なため、自分の予算や用途に最も近い構成を選びたい方。
総括すると:
- mouse SH-I7A40: 性能と省スペースを両立させたい個人クリエイターや、カジュアルゲーマー、そして国内サポートを重視するユーザー。
- HP / Lenovo / Dellの一般向けスリムPC (Slim Desktop, IdeaCentre Slim, Inspiron Desktop): 日常使いがメインで、ブランドイメージや価格、基本的なデザインを重視する一般家庭ユーザー。
- HP / Lenovo / Dellのビジネス向けスリムPC (EliteDesk, ThinkCentre, OptiPlex): 企業のビジネス用途で、安定性、管理性、セキュリティ、拡張性、保守性を重視する企業・法人ユーザー。
ご自身のPCの主な用途や、予算、重視するポイント(性能、サイズ、デザイン、サポートなど)を明確にすることで、最適なモデルを選べるでしょう。