コラム

テレワークやリモートワークはどう実現するか?2つの方向性とその実現方法

今回は、政府から推奨され脚光を浴びている「テレワーク」、「リモートワーク」について確認してみます。

テレワーク、リモートワークとは

まず、テレワーク、リモートワークというものはどういったものを指すのでしょうか?
日本テレワーク協会のサイトから確認してみます。

テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。

テレワークのテレ(tele)ってなに?

※「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語

テレワークとは|日本テレワーク協会

テレワークについては、大きく3つあります。

☑在宅勤務
☑モバイルワーク
☑サテライトオフィス勤務

「在宅勤務」は、言うまでもなく自宅で仕事をすることです。
「モバイルワーク」は、出張先や移動の合間で仕事をすることです。
「サテライトオフィス勤務」は、レンタルオフィスを借りて部署の一部や社員の一部で仕事をすることです。

会社から離れた場所で仕事をするからテレワークということですね。

テレワーク、リモートワークに向けて必要な方向性

テレワーク、リモートワークの導入に向け必要となる社内での方向性についてです。

大きな方向性として、
☑データをクラウドに移行し、社外からもアクセス可能な環境を構築する
☑データは社内に保存し、社外から社内へアクセス可能な環境を構築する
の2つです。

簡単に言えば、アクセスの仕方です。

クラウドへの移行

クラウドサービスについては、大きく3つあります。

☑プライベートクラウド
☑ハイブリッドクラウド
☑パブリッククラウド

ここでは、一般的に言われるクラウドサービスである「パブリッククラウド」を対象とします。

パブリッククラウドとは | クラウド・データセンター用語集/IDCフロンティア

代表的なクラウドサービス

代表的なクラウドサービスを例として記載します。

マイクロソフトのクラウドサービス

Office 365 ログイン | Microsoft Office

無料のチャット、ビデオ通話、コラボレーション | Microsoft Teams

OneDrive for Business – オンラインでのファイル共有とクラウドでのバックアップ

Googleのクラウドサービス

サービス | G Suite

社外からリモートアクセス可能な環境の追加

こちらはクラウドサービスを利用せず、既存の資源に対し遠隔地からアクセスすることを想定しています。
接続方法については、VPNの利用が一般的ですね。
☑IP-VPN
☑インターネットVPN
☑閉域網接続
の3つが考えられますが、コストを考えると「インターネットVPN」が導入も容易でコストも安価となります。

インターネットVPNとは

、インターネット上に暗号化された専用の通信経路を形成し、仮想的な組織内ネットワークを構築すること。企業などが地理的に離れた各拠点の構内ネットワーク(LAN)を繋いで一体的に運用したり、従業員などがインターネットを通じてLANにアクセスするのに用いることが多い。

インターネットVPN(Internet Virtual Private Network)とは – IT用語辞典 e-Words

ここで想定されるのは、以下の2種類。
☑自宅のPCや会社から支給されたPCから職場に設置されたサーバにアクセスする手法
☑自宅のPCや会社から支給されたPCから職場に設置されたPCを遠隔操作する手法

ここでは、「自宅のPCや会社から支給されたPCから職場に設置されたPCを遠隔操作する手法」を基本に考えます。
※「自宅のPCや会社から支給されたPCから職場に設置されたサーバにアクセスする手法」こちらは、データの位置が変わるだけで必要なPCのスペックは一般的なビジネスPCと同等です。

疑似的な専用線を構築し、実際の作業は会社のPCを遠隔地から操作します。
このため、操作用のPCについて高いスペックは不要となります。
理由については、実際の作業は既存の資源ですので、遠隔地から利用するソフトは、リモートデスクトップとWeb会議といったアプリケーションのみです。
そのため、高いスペックは不要となります。

代表的なサービス

ここでは、社外から利用する上で利用できるサービスを提供している代表的なサービスを記載しておきます。
自宅や外出先のPCにデータを残さない形でのアクセスを基本としますので、リモートデスクトップやそれに準ずるサービスが基本となります。

Chromeリモートデスクトップ

Chrome リモート デスクトップ

googleが提供するリモートデスクトップサービスです。
Googleアカウントがあれば、接続元と遠隔地(自宅等)で同じアカウントでログインすることにより操作が可能です。
企業として、個人のGoogleアカウントを利用することが可能であれば、これはありとなるかと。

TeamViewer

TeamViewer – リモートサポート、リモートアクセス、サービスデスク、オンラインコラボレーション、ミーティング

TeamViewerの仕組みは、TeamViewerのサーバーを中継することにより、接続先と遠隔地(自宅等)でリモート接続を可能とするサービスです。

利用ポートがhttpとhttpsで利用する80番ポートと443ポートであり、企業でセキュリティシステムがあっても大きな変更もなく導入可能です。
※某セキュリティソフトを利用している場合、信頼済みサイトへ登録が必要。

SoftEther Desktop VPN

Desktop VPN で会社の PC に自宅から安全にリモートアクセス

新型コロナウイルス感染防止のためテレワーク用 Desktop VPN 無償開放を実施 – ソフトイーサ Web サイト

コミュニケーションツールの導入

上記データだけでなく人とのコミュニケーションが必要となります。
コミュニケーションについては、大きく分けて2つ

☑情報や進捗の確認といった短時間で行うコミュニケーション
☑会議

かと思います。
マイクロソフトのクラウドサービスやGoogleのクラウドサービスの中には同様の機能を有したものもありますので、契約済みならあまりこちらを考えなくてもよいです。

コミュニケーションツール

代表的なコミュニケーションについては、2つです。

Slack

その仕事、Slack で。 | Slack

Slackはグループチャット、1対1のメッセージング(Direct Message)、音声通話をWebサービスとして提供している。また同様の機能をデスクトップアプリ(Windows、macOS)およびスマートフォンアプリ(iOS, Android)でも提供している。 Googleドキュメント、Dropbox、Heroku、Crashlytics、GitHub、Zendeskなどを含む、各種サードパーティーのサービスと連携することが出来るようになっており、Slack内部のすべてのコンテンツは、一つの検索ボックスから検索できるようになっている。

Slack (ソフトウェア) – Wikipedia

クラウドサービスとの連携が強く、
「あのファイルどこだっけ?」
「これのこと?」
といったやり取りが簡単にできますね。

Chatwork

Chatwork | ビジネスコミュニケーションをこれ一つで

Chatworkはメール、電話、会議・訪問など仕事で必要なコミュニケーションをより効率的にするビジネスチャットです。
社内外のコミュニケーション活性化や業務効率化を実現します。

Slack同様ビジネスチャットツールです。

現在、テレワーク支援として企業向けサービスを1か月無料で利用できます。

Chatworkビジネス/エンタープライズプランを1ヶ月間無償提供 | ビジネスチャットならChatwork

Web会議システム、テレビ会議システム

コミュニケーションツールである、SlackやChatworkにテレビ会議ができるものもあります。

コミュニケーションツールまではいらないけどもビデオ会議はできるようにしておきたいということで、利用したことのあるテレビ会議システムについて紹介。

新型コロナウイルス感染症対策:テレワーク緊急導入支援プログラムのご紹介|日本テレワーク協会

Cisco Webex Meetings

Cisco Webex Meetings 90日間無償支援プログラム – Cisco

CISCOが提供するWeb会議システム。
かなり昔からあり、Webブラウザから利用できるのも良いですね。
招待メールから参加するタイプ。

LiveOn

新型コロナウイルス感染拡大防止のための、在宅勤務の導入支援、サポートを強化|Web会議・テレビ会議システムならLiveOn(ライブオン)

ジャパンメディアシステム株式会社が提供するWeb会議システム。
正直会社名より、製品名の方をよく聞きます。

招待メールからの参加するタイプです。
マイクとカメラのオンオフが特徴的でした。

V-CUBE

V-CUBE ミーティング | テレワークで日本を変える | Web会議・テレビ会議(TV会議)のブイキューブ

株式会社ブイキューブが提供するサービス。
ブラウザからも利用できますが、アプリのインストールがあったほうが快適です。

ブイキューブ、東京都の「事業継続緊急対策(テレワーク)助成金」に関する相談窓口開設について | テレワークで日本を変える | Web会議・テレビ会議(TV会議)のブイキューブ
また、日本テレワーク協会のサイトに記載はありませんでしたが、東京都助成金利用についての記載あり。

Zoomミーティング

Zoomミーティング – Zoom

最近Yahooの広告で見ることもある「zoom」

他のサービスと違いは、会議室単位の課金であること。
他のサービスがログインするID数なのですが、こちらは会議室単位なので安価に大人数の会議をするのに向きですね。

Facebook IDでログインすると「あなたの氏名とプロフィール写真、メールアドレス」が読み取られれます。
これだけなら良いのですが、問題は下記記事。

新型コロナウイルス対策の在宅勤務で人気のオンライン会議アプリ「ZOOM」は、Facebookアカウントを持っていない人のデータもFacebookに送信している – GIGAZINE

新型コロナウィルスに対する支援について

Zoom | COVID-19感染拡大におけるサポート

sMeeting

クラウド型Web会議サービスのsMeeting(エスミーティング)

こちらは、ドコモが提供するクラウド型Web会議サービス。
ドコモが提供しますが、ドコモの携帯電話・スマートフォンを利用していなくても利用できます。

お知らせ | ドコモ・システムズ株式会社

テレワークに必要なPCのスペック

テレワークではパソコンに要求されるスペックが2つになります。

☑会社のPCを遠隔操作する。
☑PCでデータ直接処理する。

となります。

会社のPCを遠隔操作するのに必要となるPCのスペック

会社のPCを遠隔操作する場合、PCに要求されるスペックは一般的なビジネスPCよりワンランク下となります。

CPU Intel Core i3
メモリ 4GB
記憶装置 120GB SATA SSD以上

ポイントは、記憶装置がHDDではないこと。いまだ企業の多くは記憶装置にHDDを利用していますが、生産性を考えるとCPUの性能を落としても記憶装置をSSDにしておいてほしいところです。

PCでデータを直接処理するのに必要となるPCのスペック

クラウドサービスを利用した場合や会社のファイルサーバのデータを直接処理するのに必要なPCに要求されるスペックは、一般的なビジネスPCと同一となります。

快適なPCのスペックとして考えると以下のとおり。

CPU Intel Core i5
メモリ 8GB
記憶装置 240GB SATA SSD以上

記憶装置もSSDで240GB以上あるほうが推奨となります。

各社のテレワーク推奨PCを確認しおすすめを紹介『マウスコンピューター/日本HP/パソコン工房』

昨今のテレワークの推奨を受け、「マウスコンピューター/日本HP/パソコン工房」各社テレワークにあったPCを販売しています。 今回は、そんなテレワークにおすすめなPCを確認してみます。 目次1 マウスコ …

最後に

テレワークを推奨されるのは良いのですが、環境を準備する時間が足りず困っている企業も多いかと。
「出来ない」ではなく「やってみる」ということを考えないと難しい状態になりました。

私自身、どうすれば良いか提案しないといけない立場ですが、セキュリティと使い勝手のバランスで悩んでいます。
会社によって重視する内容がことなりますので、なにを重視するかを考えつつ導入を



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